株式会社no new folk studio(本社:東京都千代田区、代表取締役:菊川裕也、以下no new folk studio)は、慶應義塾大学SFC研究所(所在地:神奈川県藤沢市、所長:玉村雅敏(総合政策学部教授)、以下SFC研究所)と、2019年11月1日から2020年10月31日まで、no new folk studioが開発するスマートフットウェア 「ORPHE TRACK(オルフェ トラック)」を利用して、共同研究を実施します。本研究の目的no new folk studio の開発するスマートフットウェア ORPHE TRACK は、着用者の動きを分析し、歩容を毎歩計測します。この取り組みでは ORPHE TRACK を用いて歩容データを可視化・可聴化して着用者にフィードバックすることで認知や行動にもたらされる変容を研究します。研究にあたって:田中浩也教授コメント2010年代の“メイカームーブメント”から誕生した ORPHE は、2020年以降の次の10年において、『データ駆動型社会』の中心的なプラットフォームになりえる、素晴らしい発明品です。そして、データを取ることは「目的」なのではなく、「人が、より良く歩く」ための「新しい手段」となります。そうした未来社会を本当に実現していくにあたって、今後のフェーズでは、脳科学や神経科学の知見を活かした、より科学的なエビデンスに基づいた新しい活用法の開拓や、デジタルファブリケーションを用いた、ニーズに応じて少量からでも生産できる新しい製造方法、あるいはトークンエコノミーと結合した新たなビジネスモデルなどの研究課題があるように思います。SFC研究所には、サイエンス、デザイン、アート、テクノロジーを柔軟に使いこなす研究者が集っており、学術的成果と産業化の両極を行き来しながら、ともによりよい未来ビジョンをオープンにつくりあげていく体制が揃っています。時には、法律や経営の専門家も議論に参加します。また、若い学生の斬新なアイディア、フレッシュな活用法は、 ORPHE の可能性を存分に広げてくれるものと思います。今後の共同研究そしてコラボレーションにより、社会をより明るく楽しくしていきたいと思っています。―田中浩也慶應義塾大学SFC研究所SFC研究所は、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科、総合政策学部、環境情報学部の付属研究所として1996年7月の発足以来、21世紀の先端的研究をリードしてきました。諸科学協調の立場にたって国内外のさまざまな関連活動と双方向の連携をとりながら先端的研究をおこない、社会の発展に寄与することをその目的としています。所在地:〒252-0882 神奈川県藤沢市遠藤5322 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス所長:玉村雅敏ウェブサイト:https://www.kri.sfc.keio.ac.jp/