国立大学法人大阪大学が2019年4月から大阪大学大学院医学系研究科に開設した共同研究講座「運動器スポーツバイオメカニクス学共同研究講座」に2022年4月より株式会社ORPHEが新たに参画しました。本講座には株式会社ORPHEの他に医療機器開発、製薬、再生医療事業に関する5企業が参画しており、運動器スポーツ障害及び関節疾患の診断・治療・予防に関わる医療機器研究開発の推進を目的としています。近年では医療分野においてもデジタル化の重要性が強く認識され、治療用アプリケーションが新たな医療機器として注目を集めるなど、医療分野とデジタル分野の結びつきが非常に強くなりつつあります。株式会社ORPHEは2019年より大阪大学大学院医学系研究科と共同研究を実施し、スポーツ医学教室 中田研教授とともにスマートシューズを用いて運動器疾病患者の歩行分析に重要な要素である床反力特徴量を推定する技術を開発しました(2022年特許取得済み)。本研究講座への参画を通じ、開発技術の発展及び医療分野への応用の推進を目指しています。本共同研究講座では引き続き大阪大学大学院医学系研究科と連携しつつ他の医療関連事業者とも連携することで、質の高いデジタル医療機器の実用化・普及に貢献します。共同研究講座の概要講座名:運動器スポーツバイオメカニクス学講座設置場所:大阪大学大学院医学系研究科設置期間:2019年4月1日から2025年3月31日(3年間)大阪大学について大阪大学は、大阪の政財界ならびに大阪府市民の強い要望を受け、1931年に帝国大学の一つとして創立されました。その精神的源流は江戸時代の学問所であった懐徳堂と適塾に見出すことができます。2007年には大阪外国語大学と統合し、外国語学部のある総合大学になりました。人文・社会科学系、医歯薬学系、理工学系の充実した11学部、15研究科、6附置研究所等を擁する我が国有数の研究型総合大学です。2031年に創立100周年を迎える大阪大学は、「地域に生き世界に伸びる」をモットーに「社会変革に貢献する世界屈指のイノベーティブな大学」になることを目指しています。