ORPHEはORPHE COREのセンサーデータを利用できるJavaScriptのライブラリ「ORPHE-CORE.js」を公開します。ORPHE-CORE.jsを利用することでmacOS、Windows、AndroidOSのGoogle ChromeからORPHE COREにBluetoothで接続し、センサーから出力される計測値を容易に利用してwebアプリケーションを開発できます。ORPHE-CORE.jsはGitHubのリポジトリにオープンソースで公開され、どなたでもご利用いただけます。ドキュメントとデモの解説はGitHub Pagesでご確認いただけます。ORPHE COREをお持ちの方がすぐにお試しいただけるサンプルも公開しています。クリエイティブコーディング環境としてよく知られているp5.jsによるサンプルが用意され、3DオブジェクトをORPHE COREと同期して動かすサンプルや、ORPHE COREをテルミンのように操作して演奏できるサンプルが含まれます。このライブラリはORPHEの技術顧問、馬場哲晃氏の開発によるものです。「このライブラリを利用すれば、たとえばモーションセンサによる視覚・聴覚化アプリケーションをスピーディに開発できます。アカデミック分野ではモーションデータの記録やリアルタイム解析にはスマートフォンや専用の計測器を利用することが多くありました。ORPHE COREならスペース等の理由からスマートフォン設置が困難な場所でも利用できるだけでなく、専用計測器と同等のデータ信頼性を維持できます。これらはラピッドプロトタイピングから実験までのリサーチプロセスにおいて十分な利用価値がある他、JavaScriptを利用することで動作解析信号処理環境を手軽に構築できます。ORPHE CORE独自の歩容解析を利用してみるのもよいかもしれません。p5.jsによるサンプル等も用意していますので、ぜひ一度ORPHE-CORE.jsをお試しください。きっとモーションセンサアプリの開発が楽しくなるはずです。」と馬場氏は述べています。