ORPHEは、ORPHEの技術顧問に東京都立大学教授(インダストリアルアート学科・学域)馬場哲晃氏が就任されたことをお知らせします。馬場氏はメディア・アートやデジタルアート分野における作品制作やインタフェース開発に取り組み、多くの企業との共同研究や、国際学会ADADAの会長を務めてこられました。ORPHEの技術顧問への就任で、ORPHEにおけるリサーチ領域のコーディネートやORPHEのセンサーデバイスORPHE COREを利用した開発コミュニティの活性化に取り組みます。%3Ciframe%20width%3D%22960%22%20height%3D%22540%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FvXBrZ7ijRI8%3Fcontrols%3D0%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3E背景株式会社ORPHEはセンサを内蔵した履物「スマートフットウェア」を軸としたセンシング&クリエイティブプラットフォーム「ORPHE(オルフェ)」を提供するスタートアップ企業です。スマートフットウェアを用いることで日常の歩行・走行の詳細なデータ化が可能となり、その応用領域はランニングのようなスポーツパフォーマンスの改善から、日常の姿勢の改善、リハビリテーションといった医療領域まで広く存在します。日常の中で自然にデータを蓄積するためのUXの構築、蓄積されたデータの解析や機械学習、解析後にユーザに返すフィードバックのデザイン、といったように、本プラットフォーム利用における体験の向上のためには広くインタフェースデザイン、インタラクションデザインといった技術が関連します。そこで本領域で広く活躍する馬場教授を技術顧問として迎えることで、ORPHEがより魅力的なプラットフォームとなり、多くの研究者やクリエイターを呼び込むことで誰もが楽しく歩き、走り、健康になっていく社会を実現したいと考えています。日常生活にテクノロジーを自然に取り込むことは簡単なことではありません。極めて高品質なユーザビリティはもちろんのこと、UXにおいてもユーザを飽きさせないだけではなく、ユーザを巻き込むものづくりも必要とされています。ORPHEが一つのtoolとして私達の生活を彩る一方で、toolとはもともと「手で握って利用するもの」が語源となっています。私達が使うものが手だけはなく、身体すべてに移行していく時代になりました。「足を使って利用するもの」という意味では、ORPHEが発信する体験はtool2.0といってもよい、エキサイティングな領域だと言えます。このような領域に関わらせていただくことに感謝をしつつ、ORPHEをみなさんと一緒にHACKしていきたいと思います。―東京都立大学 教授/ORPHE 技術顧問 馬場哲晃スマートフットウェアの着想は私が馬場教授に師事していた大学院時代に得たものであり、インタフェースデザイン、インタラクションデザインといった観点で私個人が馬場教授に受けた影響は計り知れません。スポーツ、医療、研究用途など弊社製品の利用用途が広がっていく中で、「靴がコンピュータを内蔵したオープンなインタフェースとなり、多くの人の日常を足元から変えていく」というORPHEの根本のビジョンに立ち返り、目指している世界を実現するために、改めて馬場教授にお力添えいただきたいと考えこの度技術顧問をお願いしました。直近のテーマはORPHEがよりHACKABLEなインタフェースとなることです。アカデミアやクリエイターを巻き込むオープンなセンシング&クリエイティブプラットフォームとしてのORPHEの成長に是非ご期待ください!―ORPHE CEO/Founder 菊川裕也馬場哲晃氏プロフィール博士(芸術工学)。1979年長野県中野市生まれ。九州芸術工科大学、九州大学にて芸術工学を専攻。現在は東京都立大学システムデザイン学部/研究科インダストリアルアート学科/学域教授。芸術、エンタテインメント、教育、デザインに関してインタラクションを軸にした研究をしています。専門はインタラクティブアート及びインタラクションデザイン。情報処理学会、日本VR学会、ADADA、ACM各会員。